2015年3月20日金曜日


私達の奥底にある『健やかに生きよう』とする火は決して消えない。
その火こそ、私達の存在そのものである。

ボロボロになっても、そこを抜け出すきっかけに気づくセンスが失われることはない。
私達の根元は「機会の到来」を、いつまでも、伏せながらでも待つ。
最小の準備が整えば、必ずやそれを土台に立ち上がり、力強く歩き出す。


「私を守り生かす」という任務を、私の根本は投げ出さなかった。
一見すべてを放棄したかに見えた、苦痛と恐怖に屈した日。
その日のそれらも、苦痛は私へのシグナル、恐怖は私をそれ以上ムチャな道へ進ませぬための障壁として用意された、自らの適応力の産物であった。
粛々と任務は遂行されていた。


人は壊れない。
抜け道が見えにくい状況があるだけである。
混乱が一定まで収まれば、心身は自ずから「正しい一手」を打ち始める。
感性が向上し、快適な方へ向かえる日が必ずくる。

燃え続ける火を信頼し、時にはすべて忘れて休むといい。
自分の本来の強さを信じるのである。


4 件のコメント:

  1. うつ病ですが、長い時間がかかっても粘り強く回復し続けます。治すための取り組みにはどうしても孤独なところがありますが、人間の生命力というものをいつも頼りにしてよいと感じます。

    返信削除
  2. 遅れて気づきましたが、コメント下さったnagikさんの文が消えてしまいました。詳細分かりませんがこちらに操作ミスがあったかもしれません。大変失礼いたしました。

    返信削除
  3. どうぞお気になさらずに。全然話は変わりますが、他の記事で悟りに近づいたときのお話を読んで、ジル・ボルト・テイラーさんの「奇跡の脳」という本を思い出しました。この本に書かれていることは、white-greyさんの経験と共通するものがたくさんあると思います。

    返信削除
    返信
    1. ありがとうございます。奇跡の脳は発刊された頃に体調をおして読んだ記憶があります。バリバリの脳の研究者が体験をふまえて語った点が意義深いですね。私は脳卒中でなかったためか流体の感覚や視覚の再構築も氏ほど高度ではありませんでしたが、共通点はあったと思います。右脳と左脳との連携の仕方にやはり何らかのシフトがあったのかもしれません。

      削除