2013年12月30日月曜日

「並行」を排除すべし


飲み会などが続いて疲れ気味だったこの頃。
ひととおり終えて一息つき、振り返る。

改めて、「並行」は良くない。
力みの並行。
うかつにも場の空気に身を委ねてしまった。

飲み会は、力みのオンパレードだ。

酔いの身体的興奮足の痺れ満腹の苦しさ人への気遣い…etc

無頓着だったことをしっかり再認識し、さらにそこにあった個々の力みと向き合い直す。
その作業でだいぶ調子は戻った。


「並行」―これは地味であるが、うつ病の改善にとってかなりの難敵である。
日常に無数に身をひそめているという意味では最凶と言えるかもしれない。

色々なことを安易に同時にやってはいけない。
行動は、絞れるなら絞れるだけ良い。
意気込む必要はないが、一つに集中し、急がず、丁寧に

この習慣は見た目や道徳のためではなく、神経の連携を正常化するためにとても役立つのだ。




2013年12月19日木曜日

釈迦


お釈迦さまの最大の業績は、悟りを得る方法を体系化したことだろう。

その偉業を支えたのは、執念とも言える「妥協しない姿勢」だ。
安易な発散に走ったり、小さな疑問をうやむやにしたり、思いつきをゴリ押ししたり、そういうことを釈迦はしなかった。
つまりゴマ化さなかったのだ。
真に腑に落ちる結論に達するまで、自分の心と身体の声に耳を傾けつづけた。


科学的思考に慣れた現代のわれわれの耳には、仏教の話はどうしても多くの部分が非日常的に聞こえてしまう。
しかし釈迦が本来示したのは言うまでもなくスピリチュアルな話題などでなく、きわめて実践的で、徹底的に現実に即した技術だった。

だから私は思うのである。
仮に釈迦が今日まで生きていたら、教義を違うかたちに変えたのではないだろうか。


解剖学や生理学などが発展し、神経に電気活動があることが証明されたのは、19世紀のことだという。
釈迦には、先入観も、「仏教」へのこだわりさえ無いだろう。
必要な知見を取り入れ、教義を少しでも明解なものにすることをどこまでも押し進めたはずだ。

釈迦の教えに固執することは釈迦の願いから逆に遠ざかることになりはしないだろうか。
釈迦は誰よりも人の世について真剣に考えた人間なのである。




2013年12月7日土曜日

無明



仏教の十二縁起で、「無明」(=無知)により、次の「行」(=原始的反応などの潜在的な形成力)が生じると言われる。
まず無知であることからその後のうろつきが始まるというわけだ。

これは説明としてやや物足りない。
と言うのは、無知であってもそのまま永遠に何もしなくても構わないわけである。
そうせずに踏み出す理由が最低限必要だ。
食べ過ぎの原因を考察するにあたっては、「適切な量を知らないためである」で終わりにせず、どういう時に何を食べたくなるか、なぜそうなるか、を把握するのが通常だ。
無明からのうろつきにそういう意味はないと言われれば、そこは結局暗黙に従うしかなくなってしまう。

私は無明というのは、始点というよりも縁起の全体に介入して各「因縁」間の盲目的・自動的な連鎖を支えているものなのかなと思う。
つまり十二縁起の直線上のものではないということだ。



2013年12月2日月曜日

2014年 ダイアリー


高橋書店『ニューダイアリー9』



去年のダイアリーA4リングタイプにしたが、理屈に捉われすぎたか、しっくりこず。
(なんとなく危険な香りはしていたが。)
やはり黒いビジネス手帳に戻してしまった。


2014年1月始まり No.72 ニューダイアリー 9

価格:945円(税込)

判型:手帳判(170×85mm)
ページ数:128
月間予定表:2013年12月~2015年3月
週間予定表:2013年11月25日~2015年1月4日
 

 
超メジャーの高橋書店。
説明不要と言いたいところだが、この『ニューダイアリー9』、私の住む田舎ではなかなかにレアなのだ。

手にとって眺められる機会が少なかった腹いせ?に、ここで少し紹介する。



マンスリー


月間ページはブロック式。
土日を上下に重ねることで、各曜日の幅をある程度確保している。
スペースは広いとは言えないが、用件名と時間しか書かない私はこと足りる。

 
 
一日を上下に分けるラインが引いてある。
ニューダイアリー5などと違い、薄茶色だ。
 
 
 

 

 ウィークリー

 
週間ページは、見開き2週間。
私はタスクだけ書いている。 
スペース内に横罫がひいてある。
 
 
 
 

メモページ

 
週間ページのあとに、横罫(ほぼ5mm)×31行のメモページあり。
ページ数は22ページ=見開き11面。
もし24ページ=見開き12面あれば、何かの12ヶ月間の記録等しやすかっただろう。
 
 
 
 
 

その他

 
背表紙ウラに、シリーズ共通のペン差しと、紙などを挟むスリット。
 
あと、さりげなく気に入っている表紙の「2014 DIARY」のフォント。
細身かつカッチリしている。 
 
 
 
 


厚さも丁度いい感じである。

スマホも便利だが、「製本されたもの」の佇まいは好きである。