2014年12月19日金曜日

人生「休業中」


うつ病になったら、社会活動は全て「休業」しているつもりで生活すべきだ。
私の名前を「白灰太郎」だとすると、白灰太郎業を全面的に休業中にする。

経済上の理由から止むを得ず働かなければならない場合は、例外的にヘルプでその仕事をしていると考えよう。
家事も同様だ。放棄させてもらえるなら最良、それがムリなら「やりすごす」程度に関わればいいと割り切る。

仕事や家事だけではない。
趣味にさえ手を出さない方が本来は良い。
こだわり等を披露する相手を想定してしまうと、それは社会との関わりになってしまうからだ。

要は、およそ他者との関わりに基づく活動のすべてにおいて、クオリティを追求しないということだ。
高いレベルを始めから自分に課さず、また失敗しても落ち込まないようにすること。

うつ病では、安いプライドにつられて頑張ってはいけない。
自分が「本来」目指すべきことに徹した考えをもつのである。
本来目指すべきことは、言うまでもなく「全面休業」だ。
休めば休むほど良い。

うつ病回復のためには、そのような「社会と距離を置く覚悟」が常に必要になる
人間、たとえ部分的であってもプライドを放棄するのには大きな精神力がいる。
しかし、安い意地を張らずに手を引くことが出来るということは、かなりハイレベルであるとしっかり認識しよう。

「普通の頑張り」が通用しない世界を、「頑張らない力」で乗り切る。
そんなマイナーな戦場で奮闘する人にこそ、エールを送りたいものだ。




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