2014年3月19日水曜日

心の修復


ヴィパッサナー瞑想とは、自律神経の伝達の歪みを修正する作業だと思う。
(歪む原因・直し方については過去の投稿参照)

歩いていたら転んでケガをしたとしよう。
ケガには小さなものと大きいものとがある。
小さなケガなら自然の治癒力に任せておけばいい。
大きいケガなら、手術などが必要だろう。

心も同じ。
小さいケガと大きいケガがあり、小さいものは自然治癒力に任せておいていい。
「時間が解決してくれる」というやつだ。
しかし、大きいケガにはやはり手術が必要なのである。

心の手術は、独特である。
患部や症状に注目するのではない。
「ケガしたときの行動を正しくやり直す」のである。
上の例を用いれば、「あわてて歩いて転んだ道を、正しい歩き方で歩き直す」のだ。
患部がどのように病んでいるのか、その症状はあまり気にする必要がない。

「好きなことで気晴らしをする」や「安静にする」というだけでは不十分である。
それらは無論、不可欠だ。
しかしあくまで悪化させないための策の領域は出ず「修復」にはならないことが多い。

「修復」を直接的におこなう方法が「瞑想」である。





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