2014年9月12日金曜日

寝る瞑想


マハシ式のヴィパッサナー瞑想の基本に、「座る瞑想」「立つ瞑想」「歩く瞑想」というのがある。
「寝る瞑想」はない。
横たわる姿勢は、ゆったりできるものの、たしかに問題あるように感じる。
身体のたくさんの箇所に「力がかかる」のだ。

仰向けでは、床や枕に接する背中・腰・かかと・後頭部・首
・うつ伏せでは、床にあたる胸・腕などに加えて、首・顔(アゴ)などの横へひねる箇所
・横向きでは、下になった肩など体重がかかる箇所や、そこに繋がり曲がる首の付け根

寝る姿勢は、休まるところも多いものの身体のあちこちに力がかかる。
いたわるつもりが逆に歪みを複雑化してしまうこともあるということだ。
「横になるのは短時間にする」「眠気がかなり高まるまで横にならない」のが正解のように思う。


本来はどこにも力が入らないのが望ましい。のだ
身体を立て、背骨のまっすぐ上に頭が乗っているのがベストだ。

傾かない、支えない、引っ張らない、力を溜めない。
自然にバランスをとった、「立つ」や「座る」姿勢が、やはり最も瞑想的であるように思う。



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